こんにちは!石垣島移住5年目・パティシエ12年目の”もずく”です。
今回は、八重山そば、沖縄そば、宮古そばの違いをご紹介します!
そばといっても、蕎麦粉で作るお蕎麦ではありません。
沖縄そばの”そば”には、蕎麦粉は一切入っていません!
それぞれご当地のそばがあり、麺・具・トッピングなどに違いがあります。
その色々なそばをまとめて「沖縄そば」と一括りに呼んだりもするし、沖縄本島のそばを「沖縄そば」とも言います。
それ以外にも、与那国そばや大東そばなど、各地のそばもあれば、
ソーキそば、ゆし豆腐そばなど、具が違うことで色々なメニューがあります!
「沖縄そば」とは?
沖縄そば=沖縄本島のそばであり、離島のそばも含めた総称
「沖縄そば」という言葉には、2つの意味合いがあります。
- 沖縄本島で食べられている、そばのこと
- 沖縄本島のそば、離島各地のそばの総称のこと
一般的には、①の意味合いで使われることが多いです^^
沖縄そばには、蕎麦粉は入っていない!
石垣島、沖縄県内では「そば」と言うと「沖縄そば」のことを指します!
沖縄の人は「蕎麦」にはあまり馴染みがないのです。
本来、「蕎麦」はアレルギーに関わるため、「そば」という名前は紛らわしいため使ってはいけません。
でも沖縄は元々アメリカ領だったので、問題なく「そば」と言われてきましたが、
日本返還される時に「蕎麦」と混同してしまうため、「沖縄そば」という表記で使用OKになりました。
これを記念して10月17日は
「沖縄そばの日」になりました!
沖縄そばの、麺の特徴
沖縄そばの麺と、一般的な中華麺の違いは、
ゆで上げた麺に油をまぶし、冷水で締めずに自然冷却することです!
- 小麦粉で作られている
- 手打ち(風)のもの
- ゆで上げた麺に油をまぶす
- 自然冷却
…などなど。
このように沖縄そばの麺には、いくつかの条件があります!
売られている沖縄そばの麺は、
既にゆでてあるので、そのまま食べられます!
それぞれの”そば”の特徴
沖縄そば
沖縄本島で食されている、そば、沖縄そば!
- 麺はやや縮れた、太めの平麺が一般的。
- スープは豚出汁と鰹出汁のブレンドであることが多い
- 具材は、豚の三枚肉、かまぼこの輪切り、紅しょうが
- コーレーグースを好みで入れる
スープはほとんどの場合、豚出汁と鰹出汁のブレンド。
麺は、やや縮れた太めの平麺が一般的です。
沖縄そばの具材は、豚の三枚肉、かまぼこの輪切り、紅しょうがを添えることが多い
※具材・調味料については、
記事後半でご紹介します♪
八重山そば(やえやまそば)
八重山そばは、八重山地方で食されている沖縄そばの一種です。
- ストレートな丸麺、もしくはストレートで細目の平麺
- スープは豚骨出汁・鰹出汁。泡盛を入れることが多い
- 具は、煮豚の細切り&カマボコの細切り
- コーレーグースとピパーチを好みで入れる
麺は、細めで縮れのないストレート麺。ウコンやクチナシ色素を用いて黄色く着色されたものもあります。
麺は丸麺と平麺(角麺)の二種類があります。。もともとは平麺のみでしたが、1972年に丸麺が登場しました。
今では丸麺=八重山そばの印象が強いようです。
スープは豚骨の出汁・鰹出汁が主体で、ほんのり甘みのあるのが特徴。
具材には、煮豚の細切りと、カマボコを細切りにして載せるのが特徴です。
ピパーチ(島コショウ)という香辛料と、コーレーグースを好みで入れて食べます。
また、沖縄本島では紅しょうがを添えることが多いですが、八重山地方ではあまり入れません。(あっても別添えです)
宮古そば
宮古島発祥の、沖縄そばの一種です。
- 麺は縮れのない細めの平麺
- かまぼこは薄く波打った形
- 具材を麺の下に隠すのが伝統的
- カレー粉を好みで入れて食べる
三枚肉(あるいは赤身の真肉)とかまぼこが標準である。かまぼこは宮古島特有の薄く波打った形状のものが使用される。
伝統的な盛り付けでは具材を麺の下に隠し、刻みネギだけの「かけそば」のように見せるのが特徴である。
具を隠すのは、「具も載せられないくらいに貧しい」という風に見せることで、年貢の取り立てに対抗しようとしたとか諸説あります。
カレー粉がテーブルに置かれており、好みによって振りかけて食べることがある。
他にもいろいろ!そばの種類
地域別のそばの種類
沖縄そばには、八重山そば、宮古そば以外にも、地域別でこんな”そば”があります!
- 大東そば
- 与那国そば
具材別のそばの種類
地域の特性以外に、
沖縄そばは具によって、いろいろなそばのメニューもあります!
ソーキが乗ったら、ソーキそば。
ゆし豆腐が乗ったら、ゆし豆腐そば。など!
- ソーキそば
- ゆし豆腐そば
- アーサそば
- えびそば
- 味噌そば
ゆし豆腐については、過去記事でご紹介しています^^
沖縄そば・八重山そばの、具材や調味料
三枚肉
豚のばら肉、あばら骨の周辺のお肉。醤油ベースに煮たものをそばに乗せるのが一般的。
ソーキ
ソーキとは、豚の骨付きあばら肉(スペアリブ)のこと。
ソーキには骨が硬い「本ソーキ」と、骨も柔らかな「軟骨ソーキ」があります。
カマボコ
八重山かまぼことは、白身魚のすり身に全卵を混ぜ、練りものにし、最後に油で揚げる特長を持っています。
コーレーグース
コーレーグースとは、島とうがらしを泡盛に漬け込んだもの。
辛味が欲しい人にオススメです。
でも泡盛の風味もちゃんとあります。
ピパーチ
八重山諸島などで野生化しているコショウ科のツル植物です。正式名は「ヒハツモドキ」と言います。
未熟な果実を収穫し、乾燥し炒って粉にしたものを料理の香辛料・調味料として用いるので、「島コショウ」とも呼ばれています。
八重山地域ではおそばにかけたり、料理に使うなど昔から親しまれてきたそうです。
最近では「体に良い!」ってことでテレビでも紹介され、知名度も上がっています。
参照
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