今回の記事では、わたしが石垣島に移住してからダーツバーで2年間バイトをした経験を綴ります!
散財し過ぎて”銀行残高380円”(笑)の貧乏になったわたしが、昼間はパティシエをしながら、夜はダーツバーで仕事を掛け持ちしました。
バイトするようになってから知ったのですが、石垣島はダーツがとても盛んな島だったんです!
ちなみにわたし、バイト始めた時はダーツの事全く知りませんでしたw
そんなわたしがなぜ「ダーツバー」でのバイトを選んだのか、
バイトをすることになった貴重な出会いや、石垣島のダーツ事情、
ダーツバーでのバイトを通して得たたくさんの事をご紹介します。
本業のパティシエをしながら、バイトをしようと思ったきっかけ
石垣島への移住については、以前の記事でもご紹介しています!
リゾートバイトが手っ取り早く、低コストで移住出来ます^^
散財しすぎて(笑)銀行残高380円!石垣島楽しむのにはお金がかかる(笑)
休日は八重山諸島の島々へプチトリップ
わたしが石垣島に来た時、最初は期間限定のリゾートバイトのつもりだったので、「石垣島で、今しか出来ない経験を思いっきりして楽しもう」と思い、めちゃめちゃ散財してしまいましたw
石垣島は船で八重山諸島の各島々に行くことができます。
リゾートバイトの間に全部の島を網羅したい!と、休みの度に遊びにいき、八重山諸島の全ての離島に行きました!
八重山諸島の離島は島ごとに雰囲気が違い、石垣島が都会だなって思えるくらい何も無い贅沢さを味わうことができて、そこにどんどん魅了されて行きました…
島の飲み会も魅力的!
石垣島には居酒屋がたくさんあります。
自分と同じように移住してきてる人や、旅行客、島出身の島人など、居酒屋で色んな人達と出会いました。
今までわたしの人生で、居酒屋で誰かと仲良くなるなんて経験がなかったので、この距離感がすごく新鮮で楽しくなっちゃったんです。
何度か行くと自分の顔と名前を覚えてもらえたり。一人で飲みにいっても、お店の人と楽しくお話出来たり、横浜&東京で一日中パティシエ修業していたわたしには無かった経験で、とても刺激的でした。
だけど飲み歩くのにも、もちろんお金がかかりますよね(笑)
お酒自体がめちゃくちゃ好きって訳では無く、そこからの人との出会いが楽しかったわけなので、家で一人で飲んでても楽しくなくて、むしろ寂しくて(笑)
だからしょっちゅう飲み歩きに行っちゃったんですね。
お金が無くなりバイトを考える
そんな生活していたら、移住して1ヶ月ですぐに貯金は底が見えてきました…(笑)
リゾートバイトは移住のリスクは低いもののお給料は安かったので(しかも石垣のお給料自体が安い)、本業をやりながらバイトが出来ないかなー?と考え始めました。
一応求人サイトでバイトの募集を探したりもしてみたんですが、
短期で出来て、自分に合いそうなバイトは、求人サイトではなかなか見つかりませんでした。
居酒屋の貴重な出会い…ダーツバーへのスカウト(笑)
ある日友達と初めて行った居酒屋で、マスターとお話する中で、
パティシエです!
でも最近遊びすぎてお金無くって~(笑)
バイトしたいんですよねぇ
という話をしていたら
じゃあ良かったら、うちが他にダーツバーも経営してるんだけど、そっちでバイトしない?
丁度バイトしてくれそうな女の子探してたんだよね~!
と、スカウトされました!(笑)
え…えっ、ダーツバー?
わたしダーツ全くやった事ないんですよ(笑)
教えるから大丈夫。
俺が店に行くまでの数時間、先に店開けて一人で店番して欲しいんだよねー。
あなたなら任せても大丈夫そう!
えぇぇw
ダーツ全くやった事ない…なんなら飲食業しかやった事のないわたしが、
ダーツバーで…しかもマスター来るまでの数時間とはいえ、
一人で店番なんて大丈夫か!?w
流石にそこで即決は出来ず、家に帰り一人で考えました…
でも、ダーツバーでバイトするなんて経験、東京でパティシエ修業するわたしだったら絶対にあり得なかった事だけど、逆にこんな経験は石垣島に来た今しか出来ないんじゃないかな?
しかも個人店なのでお給料は当日手渡しという条件。お金の無いわたしにはとても有難いお話でした。
マスターとの出会いも…、自分がバイト探してる時に求人が見つかった事も、これも何かのご縁と思い、翌日にはもう一度居酒屋へ行き、
ダーツバーで働かせてください!!!
こうしてわたしのダーツバーでの掛け持ちバイト生活が始まりました(笑)
”今しか出来ない貴重な経験”と思う事が行動力になりました
ダーツを知らないわたしの、ダーツバーでのバイト内容は…
ダーツを全くやったことの無い…なんなら正直そんなに興味も無い(笑)わたしが、実際にダーツバーでバイトは、
まずはお酒を作ることと、ダーツの基礎知識を覚えるところから始まりました(笑)
土地柄、お酒の注文は大半ビールと泡盛が多くて助かった(笑)
お店に来る人の半分以上の人が、色んなメニューがある中でお酒の注文はビールと泡盛に偏っていました。
泡盛は銘柄はいくつかありますが、基本的には水割りか、
ボトルで出す時は割り用のお水、氷、グラスを出して作るのがセルフなので、作る側としてはとても助かる注文でした(笑)
みんながみんなではありませんが、やはり島の人では泡盛を飲む人が多いですね~。
たまにカクテルの注文が入ると超焦る(笑)
それまでのわたしはカクテルを作るという経験がほどんどなく、カクテルの名前を覚える事から始まりました。
ジントニックはたまに飲むけど…ジンリッキーとジンバックって違い何だっけ(汗)みたいなw
毎日新しいカクテル覚えながらメモを取り、
お客様から注文が入ったらカンニングペーパー見ながらお酒を作る、という感じでした(笑)
でも本当に助かったのは、そこのダーツバーはそこまでカクテルの種類が多く無かったことと、
マスター自体もお酒に詳しくなかったことですw
カクテルなかなか覚えられなくてすみません(汗)
ええよ~。
俺この前「カルーアミルク」作ってって言われて、
「マリブミルク」出してしまったからよ~(笑)
これには相当驚きましたがww 色違うやん!wって、わたしでも心の中で突っ込みましたw
でもこれを聞いたことで安心して働くきっかけになりました^^
今お酒が全然わからない自分でもいいんだ!と。今から覚えて行けばいいんだ!と思えました。
ダーツの基礎知識を覚える
問題はこっちです(笑)
お酒は今までの生活の中になんとなくあったとしても、
「ダーツ」はそれまでのわたしの生活の中に全く無かったのです。
どこのブロックに入ると得点が何点で…
ここの細い所はトリプルだから得点が3倍で…
真ん中はブルっていう名前で…
そんな超基本的なところから、マスターや常連さんたちに一から教えてもらいました。
あとは掛け声ですね。
お客さんがブルに入れた時に「ナイスゥー!」と言ったり。
01ゲーム(最後0ピッタリで終わらすゲーム)で最後決まったら「ナイスアウトー!」って言ったり。
わたしは根がまじめだったんで、こんな事までいちいちノートに真剣にメモしてました(笑)
今見返すと笑えます(笑)
実際のノートが残ってました(笑)
石垣島はダーツが盛んだった
石垣島はダーツバーがいっぱいある
ダーツバーで働くようになってからわかったことなんですが、石垣島はダーツバーがいっぱいあります!!
ダーツバーだけでなく、普通の居酒屋やスナックにダーツが置いてある、というお店も以外とあるんですよ。
離島の石垣島にとって、ダーツは数少ない娯楽の一つなんでしょう、ダーツをやっている人がたくさんいるんです。
移住者もいるし、島出身の島人が結構多いんですよ。
石垣島のダーツはほとんどがPHOENIX(フェニックス)という種類のダーツ台を置いています。
毎週リーグ戦がある
ISDA(石垣島ソフトダーツ協会)という団体が主催しているリーグ戦が毎週行われています。
そしてISDAが主催の、石垣島ダーツ大会が年に2回、島の公民館を利用して行われているんです。
わたしが初めて出た回の大会は、300人もの人が出場したんです!人の多さにビックリ!(笑)
島内だけでなく、沖縄本島や本土からもこの大会に出場する人がいたり、ゲストで有名なダーツのプロが何人も出場するんです。
(※現在はコロナ禍の為、開催回数も人数も減っています)
2019年にはJETも開催
全国からプロとアマチュアが集まりダーツを競い合う JET(ジェット)というダーツトーナメントの大きい大会も開催されました。これはすごく簡単に分かりやすく言うと、ダーツの全国ツアーが初めて石垣島にやってきたんです。それも島から活躍するダーツプロ達のおかげでもあります。
当時の記事がこちらです!
ダーツで本当に色んな出会いがあった
こうやってダーツを通じて、たくさんの人と出会う事ができました。
仕事だけではなかなか出会う事が出来ないような職業の人もいっぱいいました。
お土産屋さん、農家さん、タクシー運転手、保育士さん、空港の方など…本当に色んな職業の方と知り居、繋がりも出来ました。
この繋がりを活かして、本業のケーキの宣伝もさせて頂いたし、
彼氏のあぐーさんとも、ダーツで知り合いました。
いつの間にかお金も貯まっていた(笑)
昼間に本業でパティシエをして、夜はダーツバーで週5でバイトをしていたので、当然遊ぶ時間はほとんどなくなり、休みの日はゆっくりすることが増えたので、お金を使う機会が減り自然と貯金が貯まっていきました(笑)
一時期は、ダーツバーで貰ったお給料だけで生活して、本業のお給料には手を付けずに貯金するという事もありました。
普通ならダーツをするのにもお金がかかりますが、ダーツバーでバイトしていると、ただでダーツを投げさせてもらえます。
当時のわたしにはその価値は全然わかりませんでしたが、日々ダーツを練習する人にとってはとても有難い事なんだと後から知りました。
まとめ
お金が欲しくて始めたダーツバーのバイトは、お金以上の価値あるたくさんのものを得た
最初は貧乏脱出の目的から始めたダーツバーでのバイトですが、お金の面でも本当に助かったし、何よりお金以上の価値ある出会いがたくさんありました。
この出会いや人との繋がりはお金には変えられないと思います。
労働時間が増えたことでもちろん大変な面もありましたが、いつも楽しみながら仕事をする事ができました。
バイトを始めて1年経つ頃には、マスターに信頼して頂き、店長としてお店を任せて貰いました。
SNSを使ってお店の宣伝をしたり、店内のポップなど自分なりに工夫して作ってみたり、
パティシエの仕事だけでは得られないような経験をたくさんさせて貰いました。
正直人見知りのわたしが、ダーツバーのカウンターに立ちお酒を作ってお客様とお話するということが楽しくてやりがいのある毎日でした。
今ではこのダーツバーは閉店してしまったんですが、今でもダーツを続けています^^
みなさんもこんな体験に、興味ありませんか?
まずはリゾートバイトから探してみましょう^^
一度切りの人生です。後悔ないよう、やりたいこと、好きなことにチャレンジしてみましょう。
寮費・水道光熱費無料・食事付のリゾートバイト!最後まで読んで頂きありがとうございました!
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